ヲタクの戯言

趣味は浅く広く一部深いがモットー

吹奏楽パフォーマンスで思ったこと

とある縁で第5回全国ポピュラーステージ吹奏楽コンクールを見に行きました。それに寄せて。


まず、吹奏楽と私について〜よくあるプロフィールっぽく

千葉県出身。小学3年生でピアノ、小学4年生でサックスを始める。吹奏楽が盛んな小学校であった為各種コンクールや、地域演奏で忙しい日々。この頃からパフォーマンスの振り付けやダンスパフォーマンスの参加、構想を始める。中学校は治安の悪い地元の学校だったのもあり、部活もそれなりな活動。顧問に嫌われ副部長という立場を利用し対立の日々。高校では「吹奏楽コンクールでは東関東にいけそう」「ディズニーミュージックフェスティバルプログラムに出演する」という条件を照らし合わせ、頑張って自称進学校のK高校に入学し部活に打ち込む3年間を過ごす。見事東関東大会出場、小中高合わせて6回DMFP出演。現在は地域の社会人バンドに所属。

各学校を見て

自分自身がステージパフォーマンスに力を入れて高校時代を過ごしたのもあって色んな思いで見てました。「こんなパフォーマンス真似したいなぁ」とか「ここが揃えばもっとかっこよくなるのに」とか「なんでこんな振りにするの?」とか「やっぱり上手いなぁ」とか。

若干内輪ネタ感があったり、各学校の演奏会で盛り上がってるパフォーマンスなのかなと思う学校もちらほら。コンクールを感じさせない演奏をする学校、コンクール感もありつつ自校らしい演奏する学校…課題曲だったり人数規定もないから吹コンより比較が難しいねぇ。

あと、数十年も吹奏楽やってるから自分が過去にやった曲がいくつも演奏されてて色んなことを思い出した。楽しいことも辛かったことも。だからこそ「こんな演奏できるんだあ!」という発見もあった。あと八木節と宝島が多かったのと日本人作曲者のポップスはどこかダサく感じてしまうのは私だけかな。

毎回の審査員のコメントも色んな方面から見てるなぁと。そのおかげでどう評価してるのかが不明確だったな。そもそもポピュラーステージって何をメイン?で審査してるんだろうっていう疑問はある。演奏で審査するのは当たり前だけど+‪α‬であるパフォーマンス(振り付け等)をプラスと捉えるのかマイナスと捉えるのか。それは人それぞれの捉え方だとは思うけど"コンクール"という名目でやってるからには明確にした方がやる方も見る方もわかりやすいのかなと。

受賞団体

全体受賞のみ書きます…長くなっちゃうし

優勝 駒澤大学高等学校吹奏楽
過去に4回出場し、全て1位という素晴らしい成績をお持ちの学校。普通に聞いてて楽しい演奏でした。落ち着きもある、聞いてて不安要素が無い。ふるさとの合唱からのジャパグラ14。曲順を変えてたのは驚きだけど初めて聞く人にとっては違和感なく聞けるのかな。大型団扇は笑った。

2位 横浜創英中学・高等学校吹奏楽
横浜創英は東関東常連というのもありポップス演奏はどうなんだろうと楽しみにしてました。人数が多いこともあり準備に時間がかかってしまってたのが少し残念に感じたが大迫力の演奏でした。全てディズニー曲で固めてきたのでディズニー関連の演奏の機会でもあるのか?ユーロビートは無条件楽しいソングって言うのを久しぶりに実感しました。踊りたいね。ベリミニで踊っちゃうもんね()演出として譜面カバーの色を変えてたんですけど稀に成功してない人がいたり、それであってるの?という人もいたのでそれがちょっと気になった。

3位 千葉県立国府台高等学校吹奏楽
年々人が増えてる学校。初めてこの学校の演奏を聞いたのは10年前とかそんくらいだと思うけど今の半分くらいしかいなかったよ笑 その当時から吹いてる魔法にかけられてを演奏してましたが、この映画のヲタクとしてもっと映画に寄り添った演奏になったらいいなぁなんて思います。あと、衣装がちゃんとしたものになったというのもあるけどちょっと落ち着きすぎた雰囲気になった気がする。若さの押し売り時代を見てるのもあるけど。

審査員(井上学先生)特別賞 金蘭千里中学校・高等学校吹奏楽
すみません…この学校だけ聞けなかったんです…プログラムに"創部6年目!週4回の練習"と書いてあってそんな短時間で全国大会出れるって凄いなぁ、時間の使い方上手いんだろうなぁと思いました。

審査員(藤原功次郎先生)特別賞 広島文教大学附属高等学校ウインド・アンサンブル
割と小編成なのに音量が大きく音圧がある学校という印象でした。一瞬野球応援の演奏かな?と思ったくらい。元気いっぱいキレッキレの動き。ただ、構えの姿勢が足広げすぎでladyとしてどうよ?と思ってしまった。そこまで広げなくてもいいのでは?そこも見栄えのひとつとして考えてもいいのかなと思いました。津軽海峡冬景色の歌も素敵でした!

審査員(佐藤美晴先生)特別賞 国本女子中学校・高等学校吹奏楽
MCの子に心奪われました。全体を通しても見てて飽きない、もっと見たいと今日だけで推し校になりました。ただ、吹奏楽のコンクールなのに歌の場面が多いかなと。女子校ならではの仲の良さとか楽しさが伝わる演奏でした!!

全体を通して

最後の審査員からのコメントにもあったけどポピュラーだからこそ奥が深い音楽であることを改めて実感して面白いものだなぁと。自分が高校生の時もポップスの研究とかしてたけどそれは自分個人の演奏のための研究であって、部にはそんなに生きてなかったし、完成して吹けてたかと聞かれたら中途半端だったと思う。座奏のきちんとした演奏、マーチング、スタンドプレイ、アンサンブル、ソロetc…色んな演奏を職業:学生の人達に求められてるからさらに大変なのはわかるけどだからこそ吹き分けだったり、頭を使った練習を仲間と乗り越えて青春としていくんでしょうね。人数だったり指導者だったり環境だったり…置かれてる環境でできることに上限はあるだろうがまず吹奏楽ができる環境に感謝だよね。私の時なんてこんなコンクール無かったから。


久しぶりに若い人のステージを見てステージ構成とか振り付けとか考えたいなぁって思った!活かせる場が無いのが悔しい。何はともあれ楽しいコンクールでした〜